SHUROKUJI曹洞宗 宿蘆寺
東海美総では、浜松市中央区(旧西区)にある「宿蘆寺」さまの全体の補修・整備・管理を請け負っています。
鐘楼・庫裏
蘆に宿る、歴史と親交の「宿蘆寺(しゅくろじ)」
宿蘆寺(しゅくろじ)にまつわる逸話
家康がいくさに負けた時、敵の追ってから逃れ浜名湖のほとりまで来ると、すっかり陽も落ちてしまった。前夜から一睡もしていない家康は、安心感から急に眠気をもよおした。
森そして山門が見え、ここで休もうと扉を叩いて大声で呼ぶが、奥深い寺で物音ひとつしなかった。
家来は、しかたなく家康に伝える。
「迷惑をかけてはいけない、この辺で休もう」と芦を分けてようやく見つけた小舟で休憩した。
この時の寺が芦に宿る寺「宿蘆(芦)寺」だったという。
夜が更けて家康は目覚め、芦の中から見上げると、澄んだ空にまるい月が浮かんでいた。
家康はその美しさにしばし見とれたという。
その言い伝えから、浜名湖が観月の名所となったといわれており、現在でも舘山寺温泉では月見の会が恒例となっている。
それから300年のあいだ、けが人等だれでも入れるよう扉を閉めることなく「閉めずの扉」と言われている。
アクセス
- 家康のゆかりも深い歴史の郷
文永元年(1466)開山 藤谷山 曹洞宗 宿蘆寺(しゅくろじ) - 〒431-1208
静岡県浜松市中央区庄内町721